身延山フィールドワーク 記録編

2019年11月23日(土)、24日(日)の両日、現代研究会は日蓮宗総本山である身延山へのフィールドワークを実施しました。参加者は7名。

現地では宿坊、樋之沢坊に宿泊。

樋之沢坊URL:

https://www.yamanashi-kankou.jp/kankou/stay/n4_8108.html

以下、簡単な記録です。


11月23日(土)

天気:雨のち曇り。

出発時、東京は冷たい雨が降っていた。4名がバスタ新宿からバスで行き、残り3名は現地に直行した。中央道渋滞のため、身延山到着は14時を大きく過ぎる。しかし雨は嘘のように止んでいた。樋之沢坊に投宿後、身延山大学、望月海慧教授の案内で、日蓮聖人御廟所・草庵跡を見学し、紅葉狩りを楽しむ。次いで日蓮宗総本山久遠寺に向かう。7名のうち6名が三門からの心臓破りの階段を登る。望月教授の案内で久遠寺の構内を見学した。見学後、宿坊に戻って臨時の研究会を開催。自己紹介の後、インド文献学平林二郎氏による大乗仏教についての講義、望月教授の仏教、法華経、日蓮についての解説を聴く。その後、質疑応答、自由討論を行い、仏教への理解を深めた。終了後、夕食・懇親会に移行し、精進料理に舌鼓を打ちながら、夜遅くまで話が弾んだ。


11月24日(日)

天気:曇りのち晴れのち曇り。

身延山の朝は早い。望月教授の案内で、5時半頃、宿坊を出発し、久遠寺本堂での朝の勤行を見学した。外国人観光客を含む多くの参加者。『法華経』の読経と太鼓の音に圧倒される。その後また別な法要を見学。宿坊に戻って朝食をとった後、ロープウェーで身延山山頂へ登り、奥の院思親閣を見学。高度のためさすがに寒い。再び久遠寺に戻り、宝物館を見学し、写経体験をした。その後、望月教授の案内で再び久遠寺の構内を見学。蕎麦屋で昼食、名物のゆばそば等を食べる。昼食後、宿坊に戻ってお茶を飲み、しばらく歓談する。13時40分頃、名残を惜しみつつ宿坊を後にした。出発までの間、身延町を散策、買い物等を楽しむ。15時頃帰路に就く。4名がバスで、残りは電車で。帰りもまた中央道が渋滞。しかし全員無事に帰投する。


構想2年を経てついに実現した実り多きフィールドワーク。

釈迦の教え、大乗仏教、日蓮の教え、日本仏教等について学び、また宿坊泊も貴重な体験であった。


二日間にわたり案内していただいた望月海慧教授、講義をしていただいた平林二郎氏に感謝を申し上げます。


諸行無常 一期一会

2019年12月7日

実松克義


*フィールドワークの詳細は、平林氏による報告及び参加者の感想をご一読ください。また写真をご覧ください。




現代研究会

「文化と社会に関する様々なテーマ、諸問題を取り上げ、過去から未来への歴史的視野で考察し、議論を行う」ことがこの研究会の目的です。