purpose, history & heritage
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
我々の住む現代は便利で豊かな世界ですが、同時にまた多くの矛盾、難題を抱えています。
何をなすべきなのか。
現代研究会の目的は
「文化と社会に関する様々なテーマ、諸問題を取り上げ、
過去から未来への歴史的視野で考察し、議論を行う」ことです。
現代研究会は以上のような基本理念の基に発足しました。
2018年4月14日に第1回研究会が開催され、
5年間に及ぶ活動を経て、2023年2月25日に最後回が開催され完結しました。
以下は年度ごとの回数です。
2018年度(前期5回、後期5回)
2019年度(前期5回、後期5回)
2020年度(前期5回、後期6回)
2021年度(前期6回、後期6回)
2022年度(前期6回、後期6回)
合計55回の研究会が開催されました。
研究会は8人のメンバーで開始され、最終メンバーは16名でした。
現代研究会は立教大学の会議室において開催され、その運営は極めて順調でした。
ひとつだけ残念だったのは2020年初頭にコロナ・パンデミックが発生し、
そのため2020年度以降の研究会の大半が
オンライン(あるいはハイブリッド)で行なわざるをえなかったことです。
2018年4月14日 第1回現代研究会 会議室
2019年 会議室
2020年 オンライン
2021年 オンライン・ハイブリッド
2022年 ハイブリッド・オンライン
2023年2月25日 最終研究会(オンライン打ち上げ)
現代研究会の最大の特徴は研究者と一般参加者が混在しているということです。
迷路のような現代において、
アカデミズムという狭い世界に囚われず、
より広い視野で考察し議論を行いました。
メンバーの研究分野、関心は異なりますが、
未来につなげるという視点、問題意識を共有し、
各人がそれぞれ独自の切り口で考察を行いました。
5年を通して研究会の総合テーマは「未来の過去である現代世界を考える」でした。
各年度のテーマ及び研究発表数は以下の通りです。
2018年度 前期:専門研究 後期:地域創生 16研究発表
2019年度 前期:専門研究 後期:地域創生 22研究発表
2020年度 前期:宗教 後期:宗教 26研究発表
2021年度 前期:宗教 後期:宗教 31研究発表
2022年度 前期:自由研究 後期:自由研究 30研究発表
個別の発表タイトル及びその要約はthemeを参照してください。
また以上に加えて、研究会はまた随時の特別活動を行いました。
身延山フィールドワーク、ゲスト演奏家出演などです。
そして最後にこれまでの研究と議論の総決算として出版プロジェクトを企画・実施しました。
混迷する現代世界に宗教の視点から光を当てる書籍
『現代宗教論―歴史の曲がり角におけるスピリチュアリティ』
は2023年2月20日に三恵社から刊行されました。
書籍はアマゾンで発売されています。
現代研究会は自由な学びの場において研究と発見の喜びを共有する目的で開設され運営されてきました。
その目標は十分に達成されたと信じます。
参加者は独自の問題意識によって探究を重ね、
そこにはそれぞれの学びがあったと思われます。
そしてその試行の結晶が宗教をテーマとした前出の書籍です。
研究会はこれでいったんは終了します。
しかし学びは続きます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・