2021年度前期現代研究会発表11 精神世界へ没入する人たち-占いのカリスマたちの紹介と体験談-

2021年度前期現代研究会発表11

精神世界へ没入する人たち-占いのカリスマたちの紹介と体験談-

2021年6月19日

細川けい子

「精神世界」という言葉は、北米発祥のニューエイジに関係するようです。

尊敬する占星術師がこの言葉を使っていたのと、宗教や占いなどを含む大きな枠組みになるかなと思いタイトルに使用してみました。

研究会では、占い界の有名人をご紹介、今まで占いの講座に出た感想、新興宗教団体に誘われた時の体験談などを発表しました。

どちらも根底的に求めているものは変わらないという感想を持ちました。

特定の宗教に対する不信感や、嫌悪感を持つ事件があったとしても、「精神世界」はあり続ける。むしろ極端な思想に走る人が増えるような気もする。

宗教の世俗化・DIY的宇宙:既存の宗教に頼るのではなく、自らの手で世界を創出する(ピーターLバーガー)という言葉を発表で引用しましたが、どんどん加速してもよいのではないか。

人間が生活していく上で、人との関りは避けられません。

昨年からの世界情勢でも、人と会っていないにも関わらずいろいろな問題がでてくる。

どんなに技術が進化しても感情は進化しない。

一人ひとりが、自分なりの世界を作り自分を知り見つめなおし、それが有限な資源である地球の平和を保つためにも必要なのでは。

「精神世界」のようなものを誰もが求めているのではないでしょうか。



現代研究会

「文化と社会に関する様々なテーマ、諸問題を取り上げ、過去から未来への歴史的視野で考察し、議論を行う」ことがこの研究会の目的です。